海外へ脱出する日本の優秀な若者

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ハーバード大学校舎写真

ハーバード留学体験記

 先日投稿した記事でも書きましたが、札プロに入学する生徒さんで多いのがインターナショナルスクールに通うお子さんです。
 英語が出来てプログラミングが出来れば、まずはアメリカを始めとする多くの国で生活していける。
そう考えているようです。

 10月29日の朝日新聞に『若い才能 海外トップ大学へ』という記事が載りました。

 ベネッセの海外留学塾「ルートH」からアメリカのハーバード大学やスタンフォード大学などの海外トップ校に合格した高校生が2010年の3人から今年は15人に増えたそうです。

 この記事では、灘高で学年トップの成績で生徒会長だった高島俊輔さんが、進学した東大から半年でハーバード大学に移った例が紹介されています。
 少子高齢化を迎えてこのような頭脳流出が始まっている訳です。
 ハーバード大学3年生の中田智文さんは「米国はリスクを積極的にとる創造力が豊かな人材は多い。脳みそが柔らかい若い時にそこに身を置くのは良い経験になると思う」話しています。

アメリカの大学に進学して就職先はFB

 帰国子女だった内山慧人(けいと)さんは、帰国後に渋谷教育学園渋谷中高に通い、東大には行かないでハーバード大学に進学。

 2年生の時に東北大震災をTVで目の当たりに見て「友人の安否をすぐに確認できないか」と夜明け前までにフェイスブックで所在地を日本に設定している友人の直近の書き込みを一覧できるソフトを作り、便利さが評判となりどんどん拡散されて、それがフェイスブック創業者のザッガーバーグの目に留まり、フェイスブックの公式ソフトに採用され内山さんも11年7月にフェイスブック本社に入社し日本人新卒社員第一号となったそうです。

 内山さんは「大事なのは新しい挑戦があるかどうか。場所は関係ない」と語っています。

海外の大学進学へのメリイと・デメリット

 先日海外有名MBAへの留学予備校である青山TGさんが主催のMBA卒業生のセミナーに何回か参加しました。

懇親会でアメリカなどの高校・大学に進学し日米両国で生きていけるようにする事について、あるIT関連の会社に勤めている方は『100%正しい』と言っていました。

 また、当日の講師で昨年、MITのMBAスローン校を卒業された方は「MBAでも海外か日本かは必ずしも海外の学校が良いとは言えない。なぜなら国内のMBAは日本語で講義を受けられるので非常によく理解できる。海外は色んな国から来た色んな国から来た色んなプロフィールの人と知り合え人脈を築けるけども」と言っていました。

 日本の大学への進学を選んだ場合、医学部や獣医学部などの難関学部に比較的安い学費で通学出来ますし、大学時代に自主的に語学をみっちりマスタする事も出来ます。

 将来的に日本を飛び出すのが良いのかどうか。今は飛行機で日本に短期で帰ってくるのも以前より容易ではありますが、他国に住むというのは本当に寂しい事でもあり、大変な事でもあると思います。

 私はこの記事を書いていて、晩年日本の事を思いながらフランスで過ごさざるえなかった藤田嗣治の事を思い出しました。

 アメリカは日本より犯罪も多いし、医療費も高い。海外の学校への進学には良い面と不利な面の両方があると思います。
 これからも日本に住もうと思っている私としては「日本はタイタニックのような国だから海外移住がイイね」とは手放しに言えない心境ですが、海外を目指す生徒さんを積極的に応援していきたいと思います。

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