札プロの横田です。
全国で小中学生のプログラミングスクールが盛況で毎月凄い数のプログラミングスクールが新規開講しています。
特に小学生用のスクールが盛況なようで2020年の小学校でのプログラミング授業の義務化に向けて、我が子に先行させたいという事だと思います。
札プロの小中高校生コースも大盛況で毎月入会が絶えません。
プログラミングスクールと同時に、それ以上に人気なのが小学生を対象にしたロボット教室です。
ロボット教室には札プロでも使用している➀プログラムで動かせるレゴ社のマインドストームのようなタイプのロボットと、➁ヒューマンアカデミーのようなプログラミングはしないで組み立てたロボットの部品の動力のみで動くタイプのものがあります。
➁のタイプでもヒューマンアカデミー単体で全国で1000教室,2000人位の子供が通っているようです。
なぜ、盛況なのかとその理由をヒューマンの担当者に聴いてみたところ「父親がエンジニアで同じ道を歩かせたいなど色んな理由がありますが、結局は物作りの面白さを実感してもらいたいと考えているようです」との事でした。
ブロックでのロボット制作というのは私も小学生時代に経験してきた事ですが、要はそれを「我が子に経験させたい」という事なのです。
それならば子供は夢中になるのも当然でしょう。
実は、今小中学生の両親が子供に習わせた事の1位は学習塾では無くプログラミングスクールで、それに英会話教室が続きます。
珠算も根強く人気があり珠算塾もかなりの人数を集めているようです。
要するに、今の親は有名大学を卒業させればそれで一上がりでまずは安心とは考えていないようです。
『語学力があり、海外でも暮らしていける柔軟な創造力に富んだITなどのハイテクノロジーに強い大人に育ってほしい。』
と思っているのでしょう。
今朝の9月24日の朝日新聞に東大教授で脳科学者の池谷祐二さんが
「窮屈な日本の社会は過度期だと思う。今求められているのは、どんな世の中が来ても、どんな技術がもたらされても、恐れずに素速く適応出来る能力です。だから娘にはお受験させないつもりです。」
「知識を詰め込む早期教育よりも自然の中で様々な経験を重ね、その経験を説明したり書いたりする方が独創性や適応力の高い人間が育つと思う。教育とは結局、子供が自力で生きていける思考力をサポートする事ですから」と語っています。
こういった発言を耳にするほど、「私のような人間に育てましょう!」と言っているように聞こえます。(笑)
今の私が事業を経営して生きていけるのも、自然に恵まれた旭川で教育熱心な小学校の教員の家庭で、虫取りや絵画制作、ブロック工作に粘土細工などをして育ったからなのかもしれません。
起業力というのも実は自分で意識していない経験から来ている事が多々あるのかもしれません。