前回の記事の続編です。

今日は現代美術家=アーティストとDTP(デスクトップ・デザイナー)などデザイナーに求められることの違いについて解説します。

現代美術家とグラフィックデザイナーの決定的な違いは、制作する目的と顧客です

現代美術家は自分の作りたい作品を作りますが、グラフィックデザイナーは客・依頼主の要望にそう作品を作ります。

例えば、画家は大阪万博の太陽の塔を作ったことで有名な岡本太郎が「何だこれは?というものを作れ」「べらぼうなものを作れ」といったように今までに無かった、だれも思いつかなかった、人々が驚く作品を作ることが求められます。

画家は自分の感性や思想やメッセージを表現することが重要です。

画家の作品は一般的な美的基準に縛られる必要はありません。

画家の作品は自分自身や同じ志を持つ人々や批評家や美術愛好家などに向けられます。

えじえじえじじえ (谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」)一方、デザイナーに求められる作品はなんでしょう?

例えば皆さんは渋谷や原宿を歩いた時にポスターや展示物に特別感動することもなく通り過ぎていきますよね。

つまりデザイナーに求められるのは奇異でないもの、空気や水のように誰にでも抵抗なく受け入れられるものでなくてはならないということです

デザイナーの客は依頼主なので、依頼主が「これで良いです」という成果物を出せれば良いのです

依頼主は美術の目利きという訳ではなく、多くは一般的な感性の持主なので、どの作品でOKが出るのか?最終的に依頼主次第です。

デザイナーは依頼主の目的やターゲットやブランドイメージなどに合わせて作品を制作することが重要です。

デザイナーの作品は一般的な美的基準や視覚的効果や情報伝達などに配慮しなければなりません。

デザイナーの作品は依頼主や消費者やユーザーなどに向けられます。

つまり、現代美術家とグラフィックデザイナーでは、作品の目的が大きく異なるのです。

現代美術家とグラフィックデザイナーに共通する資質

しかし、現代美術家とグラフィックデザイナーに共通する資質があります。

それは美術や芸術への興味と審美眼、鑑識眼など美的な興味とセンスです。

プログラマは数学的センスと論理的思考能力が必修ですが、美術関係の仕事は美的センスが必修です

美的センスを伸ばすには、絵画や彫刻、イラスト、デザインの名品、歴史の勉強が必要です。

これらの勉強をすることで、自分の好みや感性やアイデアを広げたり深めたりできます。

また、美術や芸術の歴史や背景や流派や傾向などを知ることで、自分の作品の制作の参考にできます。

以上のような理由により、画家だけでなく、DTPデザイナーやWEBデザイナー、グラフィックデザイナー、イラストレーターをめざすなら、美的センスと知識の習得は必須です

現代美術家とグラフィックデザイナーの仕事のスタイルと性格の違い

画家とデザイナーでは目指す人や、プロでは性格が真逆と言っていいくらい違います

同じ東京芸大や多摩美術大学でも油画科・日本画科の学生とデザイン学科の生徒は性格も目標もまったく違います。

美術科学生の性格と仕事のスタイル

画家志望の学生は自由に制作したい。できれば組織にも縛られたくないと思っています。

画家には昔から大酒飲みが多いです。横山大観や梅原龍三郎、岡本太郎などがそうです。

一方音楽関係はエリック・クラプトンやジミー・ヘンドリクス、岡村靖幸や尾崎豊のように麻薬中毒が多い。

美術科学生の性格と仕事のスタイル

一方、デザイン科はお金儲けに熱心で在学中にデザイン関係のアルバイトに精を出す人も多く、博報堂や電通などの組織に縛られることも苦にしません。

長時間の過重労働も画家より苦にしません。

つまり、現代美術家とグラフィックデザイナーでは、仕事のスタイルや性格が真逆なのですね。

しかし、両者は美術や芸術への興味と審美眼、鑑識眼など美的な興味とセンスを共有しています。

以上です。札幌WEBプログラミングスクール代表の横田昌彦は日本で1,2を争う現代美術画廊である東京画廊の代表、山本豊津氏から世界的なスターアーティストである村上隆と肩を並べる才能と実力の持主と評され、IllustratorやPhotoshop、Painterなどのグラフィックスソフトを駆使して絵画を制作するデジタルアーティストであり、プロのWEBデザイナーでもあります。

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