9月27日の北海道新聞に「札幌市のITベンチャーなど32社が新団体を設立」という記事が掲載されました。
新団体の名称は「さっぽろイノベーションラボ」です。
札幌は1980年ころからIT企業が集積しシリコンバレーにちなんで「サッポロバレー」とも呼ばれたが、近年は成長の鈍化が指摘されていたといいます。
市内のIT企業は事業規模が小さく研究開発のための人材や資金が限られているため、アイデアがあっても実現が困難なケースもあるそうです。
そこでソフト開発の『テクノフェイス』石田社長が代表となり、北洋銀行が経営や営業、資金調達のアドバイザーとなり、北海道アルバイト情報社が団体の活動全体を支援するそうです。
計画では各企業の持つ技術をデータベース化し、情報を共有してAI人工知能やVR仮想現実、フィンテック(ITを活用した金融サービス)関連の分野で、中核となる企業が他の参加企業に呼びかけてそれぞれの強みを組み合わせる事で、先端技術の開発と事業化を目指すそうです。
共同で社員の技術研修や国内外の先進的な鳥雲の調査なども行うそうです。
テクノフェイス以外の参加企業としては今のところシステム開発のエコモットやバーナードソフト、ゲーム制作のインフィニットループなどです。
石田代表は「札幌をもう一度、IT業界で注目を集める地域にしたい。IT産業が地域経済のけん引役になれるように企業同士が協力しあれれば」と話しているようです。