今日は。
今日は2023年7月6日。
毎日暑くなって来ましたね。
7月は世界最大のサイクルロードレース、ツールドフランスの季節です。
3週間で猛暑のフランスを横断するレース。
今日は第6ステージです。
スポーツ自転車マニアの私は、約15年間、毎年視ています。
途中、世紀の八百長野郎、ランス・アームストロングの7連覇という組織的ドーピングにまんまと騙されながらも。(笑)
皆さん、人間社会にはランスのような宇宙人や超人はいないのですよ。
だから大谷翔平に何があっても、驚いてはいけませんよ。
ツールが終わるとオフコースの名曲の題名のような『秋の気配』がして、また気温が下がっていくなあと、ちょっと嘆きたくなります。
今話題のChatGPTを5日間使い倒してみた!その結果は?
今話題のAI・人工知能仕事代行サービス、ChatGPTを私、横田昌彦が使い倒してみました。
そこで分かった良い点と問題点を報告したいと思います。
ところで、今回の記事を書いていいてふと思い出したのですが、大学時代にこのような話を聞いたような記憶があるのです。
6人全員単位不認定になった事件とは?
大学で会計学か何かの授業で、教授が全員にレポートを提出するように求めたのですね。
提出期限から3日ほどして、2人の学生が、テストの採点に厳格でなるK教授の教官室に呼ばれたそうです。
教授は2人の学生レポートを返しこう言いました。
教授「なぜ呼ばれたのか分かるかな?」
学生「分かりません。」
教授「このレポートはまったく同じものだよね。どちらが作ったのかな?」
A君「私です。お前、そのまま写して出す奴がいるか?馬鹿が!」
B君「お前、アレンジしろとかそんなこと言ってなかったじゃん。」
教授「全部で何人なの?」(「もちろん調べはついているんだぞ!」笑)
学生「6人です」
教授「連絡して、すぐにここに呼びなさい。無理な人は明日教官室に来るように伝えなさい。」
すぐに、同じ軟式テニス部の部員6人が教官室にそろって、全員うつむいていたそうです。
教授「それでは、分かってるね。会計学の今年の履修単位は不可!以上です。」(爆)
えっ?制作者は無罪放免では?
ワッハハハ。
学業面や規律に厳しいことでは日本有数の私の母校にそんな処分はありません。
事件に加担したものはそろって打ち首です!(笑)
この話は当時、学内でけっこう話題となって、同じ下宿の細川先輩が
「横田!知ってるか?はんか臭いもんだもん。ワハハッ!そのまま出すか?ほんとに馬鹿なんだから(笑)」
と可笑しそうに笑っていた記憶があります。
私は当時、可笑しいよりも、恐らくは練習の合間に6人集まって一心不乱に書き移すという、その行為をするか?と不思議に思ったものです。
アレンジしろよと!(笑)
ちなみに『はんか臭い』とは北海道弁で「馬鹿みたいだ」という意味です。関西弁で言えば「阿保ちゃうか?」ですね。
さて、このようなことは現在ではChatGPTでお茶の子さいさいで出来るのです。
「安心して下さい。リライト機能は付いてますよ!」
ChatGPTは一度、解答を書いてもらっても、何度でも違う解答を即座に書いてくれるのです。
でも、アレンジは必要ですけどね。
現在でもね!
注意してください。一度作ったアカウントは絶対削除してはいけません!
ChatGPTの使用で注意しなければいけないのは、使用のためのアカウントはIDがメールアドレスで、それに携帯番号を紐づけて作ります。
同じ携帯番号で作れるアカウントは2個で、その内ひとつでも削除して廃止したら、復活できません。
さらに別なメールアドレスで作ろうとしても「同じ携帯番号は上限の個数に達しています」と言われて作れないのです。
つまり、2個とも削除したら、自分の携帯番号では作れなくなるし、他人が勝手に携帯番号を利用したら、自分のアカウントが尽きてなくなります。
ChatGPTのアカウントを作るのは極めて簡単ですが、この事は十分承知しておいてください。
まずは実際に使用した例を見ていただきます
それではChatGPTに自分の事を語ってもらいました。
私が使ったのは無料版です。
まずは、Send Message というテキストボックスにプロンプトと呼ばれる、やってもらう仕事の指示書をコピペします。
これが指示書です。
★『##ChatGPTとはどのようなものか?まず、誰が開発したのか?有料か無料か?そして出来る事を羅列してください。さらに良い点と悪い点をプログラミングやホームページ作成を学んでいる、あるいは興味がある大学生、社会人、小中高校生とその両親に分かりやすく説明してください。』
解答は右下の図です。クリックすると拡大できます。
使ってみたところ、Python言語やC言語での基本的な成績処理のプログラムなどはあっという間に難なく作ってくれます。
ちょっと難かしいプログラムの場合は作れない事が多いですね。
間違った答を出力してきた場合に訂正を求めても「間違いはない」と言い張ります。
これは数学の問題でも同じですね。
★次にOpenAIがどのようなものなのか?私も含めて皆さん知らないと思うので説明してもらいました。
『OpenAIとはどのような組織ですか?設立者、資金提供者、活動資金を得ている方法。
ChatGPTを開発した技術者や開発方法、所在地などを分かりやすく一般的な人に分かるように説明してください。』
解答はこちらです。
使用しての問題点
使用してみて、最初にびっくりしたのは独自の倫理規定により、色んな制作で少しでも倫理規定に抵触すると判断したものは激しく制作を拒否してくることです。
例えば、日本でも問題になった、私の大学の先輩である伊藤整が翻訳し猥褻裁判を闘った「チャタレイ夫人の恋人」や大島渚監督の「愛のコリーダ」のような作品は、同種のものを作るように指示しても即座に拒否してきます。
いわゆる同人のエロ小説などはもちろん制作を拒否してきます。
政治的・社会的な事件であれば、例えば「慶應義塾大学の在校生・卒業生の性犯罪を始めとする犯罪率の多さの原因と説明しなさい。」と質問すると
「犯罪は特定の人間の生育歴、家族構成、遺伝など様々な要因で起こされるもので、また慶應大学生やOBの犯罪はその極一部がしているもので、教育内容との因果関係は認められない。」
と激しく、「どこの大学でもあることである」と因果関係を拒絶してきます。
察するに、この倫理規定の基盤になっているのが、アメリカの「キリスト教原理主義」に代表されるキリスト教的倫理観。とくにカトリック的な倫理観だと思います。
著名な人物にアメリカのTVでも有名な、妊娠中絶反対論者の小児科医ドブソン博士がいますね。
ですから、日本の倫理観(今の日本人の大半に倫理などあるのかとも思うのですが?)ではないので強い違和感を覚えます。
さらに、「このサイトでは今年の入学式で慶応大学の塾長がここ数年の一連の在校生による性犯罪について謝罪し、注意喚起のパンフレットを配って促している!」
という記事を示すと、「私はご指摘のURLアドレスの記事はAIなので読めませんが」というので記事をコピペして内容を知らせると。
「これは入学式で塾長が・・・・・・はしないでくれと話しているものです。」と小泉進次郎のようにいうので、さらにネット上の『山口敬之の伊藤詩織さん強姦疑惑』や『高橋治之元電通専務の談合疑いの逮捕』などの情報を提供するのですが、それを繰り返すほど
「大学に落ち度はない。ただ学業が厳しくて過度のストレスが学生に掛かってると言われています。」
と、そんな話は聞いたことないのに事実として語ります。
このように問答を繰り返す度に、頑固で意固地になって、最終的にそれ以上の解答を拒否して終わるのですね。
つまり、報道に登場した悪事をなしてたであろう人物。あるいはその可能性のある人物や組織について、少しでもその評判が落ちる可能性があったり、傷を与えるかもしれない文章の制作は激しく拒否するように作られているという事です。
性愛表現についても、それが、文学史上に輝くような作品、例えば三島由紀夫や谷崎純一郎などの作品であっても『猥褻』という括りで拒否してきます。
カトリック的というのはそういう事であり、このスタンスはFacebookやTwitterの広告審査とまったく同じ基準ですね。
◆当然ながらこの倫理規定の鍵を外したり、回避したりする方法を皆さん探っていて、回避するプロンプト=指示書がネットで公開されていますが、限界があり、やり過ぎるとメールで「あなたは倫理規定違反の使用方法をしている」と注意されます。
結論、朝日新聞への知識人の投稿記事や社説、芸術としての性愛文学は作れない。
結論ですが、以上のような理由により、ChatGPTには朝日新聞への知識人の投稿記事や社説、鋭い政治や世相に関する著書、芸術としての性愛文学は作れないわけです。
どうですか?少し安心されたのではないでしょうか?
「AI=人工知能にあらゆる仕事が奪われるぞ!」という意地悪い脅しがマスコミなどでも流されますが、現時点でとてもそういうレベルではないと言えるでしょう。
ChatGPTにできないこと
ChatGPTはさらに以下の事ができません。
・人間の喜怒哀楽などの感情を理解できない
例えば、結婚式で涙する新婦の気持ちを「私はAIなので人の感情は分かりません。しかし、「新婦が結婚式で涙するのは嬉しい時である」と読まされたデータでは書いてあります。」と答えてきました。
・美醜などの判断ができない
・URLアドレスを指定しても、そのサイトのページを読むことができない
・ひらめき、インスピレーションを得る事ができない
・今までに気づかれなかった美しいこと、魅力的なこと、価値を発見することが出来ない
縄文土器をご存知ですよね。
実はこれを芸術作品として優れといると最初に提唱したのは太陽の塔を作った岡本太郎なんですね。
そこから河井寛次郎や島岡達三といった陶芸家が縄文土器を現代によみがえらせました。
しかし、これがAIは出来ないんですねえ。過去のデータでしか答えられないからです。
人工知能開発の世界的な研究者はこういっています
「今のディープ・ラーニング=深層学習という、色んなリンゴを見せ、その共通項を学ばせる方法では早晩限界が来る。
なぜなら、人間の認識や判断、発明、発見は全然違うもので、それが皆目、未知であるからだ。」
つまり、今の方式のAIは「人間の判断、思考のようなものをさせているだけ」と言っていいわけです。
ChatGPTは使えるのか?
ではインターネット以来の革新的アイデアと言われる生成系AIは使えないのか?
私の感想はインターネット以来の革新的アイデアであることは間違いないと思います。
そして、これは人類最初の生成系AIに過ぎないということです。
現時点で、私はすでにホームページの投稿記事の作成に使っていまが、労力は少しは軽減されたといえるかもしれませんが、生成された文章に多数の文法間違いや不自然な表現が含まれるので、その修正にもの凄く時間が掛かっています。
ですので、少なくとも重要な投稿記事の制作には使えませんねえ。
英語版サイトへの英語への翻訳はDeepLの方が、精度が高いと思うので、もっぱらこれを使用していますが。
いずれにしてもChatGPTの使い方を見いだすのは『あなた』です。