基本情報技術者試験は2022年4月から制度が大幅に変わります。
詳細はこちらのサイトでご覧いただけますが、まず、いつでも好きな時間に受験が可能となります。
午前・午後の試験区分もA・B試験と名称が変わります。
さらに、午前は90分・60問、午後試験が100分20問で選択問題なしと出題数・試験時間も変更になりました。
午後問題からJava言語やC言語などのプログラム開発言語の穴埋め問題がなくなります。
午後問題は
「これまで必須解答としていた「情報セキュリティ」と「データ構造及びアルゴリズム(擬似言語)」の二つの分野を中心にした構成に変更します。
また、個別プログラム言語(C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト)による出題は、普遍的・本質的なプログラミング的思考力を問う擬似言語による出題に統一します。」
とあります。
午前試験の出題範囲は変更なしです。
同時に情報セキュリティマネジメント試験も随時受験可能となり、午前試験が90分・50問、午後試験が90分・3問出題だったのが、午前・午後の区別が無くなり、120分で60問の出題になります。
こうなると、基本情報技術者試験の現状で30%前後の合格率は一気に上がっていくでしょう。
60%前後になるのではないでしょうか?
これ位が国の目標値かなと思います?
これらの変更は、経産省による、労働力のIT系企業へのシフト=移動が狙いだと思います。
基本情報の合格点を70点から60点にしたのも資格取得者を増やし、IT系企業への従事者を増やすためと聞いていますので。
これまでの基本情報技術者試験の難易度と転職確率、企業の評価
これまでの基本情報技術試験の位置づけと企業からの評価は、プログラマへの登竜門、パスポートというものでした。
取得者は入社後に通常の職業訓練・プログラミング研修を受講させればプログラマとして間違いなく活躍できますよという国のお墨付きだったわけです。
取得者は、ITゼネコンと言われる、富士通・NEC・日立・IBM・沖電気などからプログラミング専門学校 や情報系大学の卒業生と同等とみなされて、各社はこの基準で社員を雇用し、派遣社員を受け入れて来ました。
取得者は情報系の専門学校や大学を卒業していなくても、プログラミングの未経験者でも転職活動で余程、性格検査の結果が悪かったりしない限りプログラマとして就職できました。
これは札幌WEBプログラミングスクールの取得者でも同様でした。
下がる基本情報技術者試験への企業の評価
ここまで試験が易しくなり、かつ合格者が増えると企業の資格への評価は当然低くなります。
典型的なのは司法試験ですね。
法科大学院が出来て、合格者が大幅に増えて、弁護士志願者は大幅に減りました。
合格後、弁護士事務所への就職もままならない状況になったからです。
プログラマ・システムエンジニアの場合、 ITパスポートがソフトウェア制作会社やプログラマ派遣会社で評価がゼロだったように、基本情報技術者試験のみを持っていた場合プログラマとして転職できない可能性が非常時に高くなると思います。
これまでも、日本で最も基本情報技術者試験・応用情報技術者試験に合格者を輩出している専門学校の卒業生が、たとえ応用情報技術者試験まで持っていても、JavaやC、C++言語でのシステム開発のスキルが無いゆえに、制作現場で実際にプログラムが書けないため、「戦々恐々として」日々を過ごし、強いストレスを抱え、とうとううつ病になってしまった人を私は何人も見て来ました。
ゆえに、最低限、これ以外に『サーティファイ、Java、C言語プログラミング能力認定試験の2,3級』はほしいところです。
最速の合格方法はどれでしょうか?
新制度入試でも、合格のための学習内容は変わらないです。
合格のための学習スタイルには、専門学校に通う、プログラミングスクールに通う。有料オンライン講座を受講する。無料のオンライン講座を受講する。などがあります。
その中で、通学講座なのか、画像や解説音声を使用したオンライン講座・eラーニング講座なのか、それとも紙媒体などの通信教育・通信講座なのか?といった違いがあります。
さらにオンライン学習やeラーニング講座では講師との1対1授業があるのか?
1対1の授業では無く、定期的なカウンセリングなのか?チャットでの質問受付と回答なのか?
という違いもあります。
その中でのおすすめのコースはどれなのか?
私の経験上、最低限でもテキストの解説音声は必修だと思います。
これが応用情報技術者試験では、解説音声は無くてもまったく問題はありません。
費用も、無料のものやスタディングなどの格安講座、有料講座がりますが、大切なのは合格だけでなく、JavaやC,PHP言語などでの実務プログラムの開発力が身につくかどうか?であり、かつ、受講したスクールやサービスがプログラム・SEとして就職できるまでのサポートをしてくれるかどうか?です。
それらのスクールやサービスが転職を可能とするブランド力を持っているかどうか?です。
もちろん、すでにプログラマとして従事している場合は、サポートは必要ないですよね。
次に大切なのは継続できるかどうか?つまりモチベーションが維持できるかどうかです。
ですから、継続のためのサポートをしっかりしてくれるスクール、サービスが良いでしょう。
躓き安いところ、難しいところを、すぐに質問して親切丁寧に解説してくれて、自分の能力への不安を勇気づけてくれて解消できるスクールやサーバビスが良いでしょう。
そして、実践レベルのプログラミング能力をどうしたら付けられるか、適切なアドバイスをくれる人がいる。
さらに実戦レベルプログラミングの講座が用意されているスクールが良いでしょう。
特に、流れ図=フローチャートやUML図を使用したISO、国際標準規格のシステム開発手法をきちんと教えてくれるプログラミングスクールは札幌WEBプログラミングスクールや札幌情報未来専門学校など本当に少ないです。
こういった即戦力として通用する力が身に付くスクールがベストです。
札幌WEBプログラミングスクールが合格率日本一、過去32名合格の実績を持っています。
札幌WEBプログラミングスクールは日本でも、しっかりとJava、C言語プログラミングが実務レベルまでマスタでき、今までに32名もの合格者を輩出。
これほどの実績を持つスクールは他には存在しません。
合格率は北海道情報専門学校と肩を並べる35%前後と日本のトップレベルです。
しかも、代表は札幌情報未来専門学校の元担任にて元非常勤講師で基本情報技術者試験合格指導のトップランナーです。
学習上のポイント、合格するための秘訣
午前範囲(A試験)を勉強するにも、ただ本ベースで学ぶのではなく、コンピュータ関連の機器、SSDやディスプレイ、WiFiの接続機器と接続方法など、現場で実践できるように、具体的な機材などを見ながら学習することが大切です。
午後問題(B試験)で、学習の労力を軽減するため、学習する分野を絞ろうと考える人が今まで多かったようですが基本情報については必要ないです。
応用情報の場合、午後問題の選択分野の絞り込みは必修ですが基本情報では必要ないです。
応用情報の場合、『組み込みシステム』や『ネットワーク』などは、実際に現場で従事している人が有利となるため、問題の難易度も高く、専門でない人が手を出すと合格できなくなりますが、基本情報技術者試験にはそのような分野は存在しません。
参考書については札プロでは長年、福島宏訓先生のシリーズを利用していますが、札プロや北海道情報専門学校のように、『この教材をマスタしてもらえば合格は間違いない』というノウハウが確立しているスクールで、そのノウハウをわざわざ無料で公開するはずはないのです。
札幌WEBプログラミングスクールでの使用しているテキスト、問題集は独自開発のものも含め5冊です。
午後問題の解き方、午後問題の過去問の解説音声も独自開発のものを使用しています。
ただ、市販の参考書については、基本情報技術者試験は長い歴史があるので、購入して間違いだったというような教材はまずないし、どれもそれほど大きな差はないと思います。
大きな書店に行って、読んでみて気に入ったものを購入するのが良いと思います。
さらに、学習の進め方も非常に重要ですが、これこそ実績あるスクールの秘伝なので、公開する訳にはいかないのです。
ただ、一例を挙げると、新制度では削除されてしまいましたが、北海道情報専門学校では長年午後試験はCASLで受けさせて来ました。
他言語と比べ学習事項が極端に少なく、問題演習に時間を割けるので合格しやすいからです。
しかし、これも合格後、どのようにJavaやC言語での実践レベルのプログラミング能力を身に付けさせるかが長年課題になっていたように見えます。
以上のような理由により札幌WEBプログラミングスクールでは、合格率を下げてもこの2言語をマスタしてJavaで受験する方法を採用してきました。