初心者・未経験者がJava言語とC,C++言語だけを学べば良い理由

 前回、2言語主義についてお話しました。
NECはプログラマへの社員研修で伝統的にその時代に主流の言語を、難かしい順番に2つ学ばせる「2言語主義」を取って来た事をお話しましたね。

 今回はなぜ初心者・未経験者がJava言語とC,C++言語だけを学べば良いのかについてもう少し詳しくご説明いたします。

 まず、C言語を拡張したのがC++言語。C++言語を元に作ったのがJava言語でその簡易版がPHP言語であり、JavaとJavaScriptはほぼ文法が同じです。

 Java言語とC,C++言語の違いはC言語には難解と言われる「ポインタ」という機能がある事です。
ポインタはコンピュータのメモリの番地(アドレス)を操作するものです。

現在の日本のソフトウェア制作の仕事はどのような割合なのでしょうか?

 世の中のソフトウェア制作(プログラミング)の案件はどのぐらいの割合か?金額ベースでシェアの多い順番に並べると

 ①企業や役所の会計、在庫管理、事務管理、販売、流通、金融などの基幹業務システム制作・・・主にJava言語で制作 40%

 ②楽天、DeNA、Gree、Yahooなどのベンチャー企業のシステム・・・PHP言語、Java言語にデータベースソフトのMySQLやOracle使用 15%

 ③スマートフォン関連のアプリ開発・・・Java言語またはC言語、Objectice-C(MAC版 C++言語)使用 10%

 ④自社開発アプリ製品・・・・POS管理やクラウドによる基幹業務システム・・・Java C言語 10%

 ⑤自動車・家電製品などの内臓プログラム(組込みソフト)・・・・C言語 10%

 ⑥その他 15%

 正確な統計では無いですが、だいたいこんな割合です。

 ➀と➁で非常に大きな割合を占めるのがお分かりいただけると思います。

一目両線で、Java言語とC,C++言語でほとんど全ての業務をこなしているのがご理解いただけると思います。

 ですから、この2言語でどんな業務にも対応出来るのです。

◆JavaScript、JQueryはWEBデザイン業務の中にはいるのでこちらのランキングには登場しません。
 金額ベースでの規模は不明です。

 

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