Ruby言語をご存じでしょうか?
ここ1年ほどで東京の社会人向けプログラミングスクールで人気を得ているプログラム開発言語です。
札幌でもRuby言語でのシステム開発の仕事が増えて来ました。
Ruby言語はMade in japanでMatzこと「まつもと ゆきひろ」さんによって作られた言語です。
趣味でプログラミングを楽しみたい人のために役立ちたいと思い開発されたそうです。
必ずRailsというシステム開発の土台となるソフトを使用して開発します。
それで、Ruby ob Railsと呼べています。
Rubyで開発されたアプリにTwitterやCookPadがあります。
facebookなどと比べるとコンパクトな小規模なシステムだなという感想を持たれる人が多いと思います。
それが理由で、自分でシステム(アプリ)を開発して世に出して一躍千金を目指す若者には開発の敷居が低く感じられるのでしょう。
「自分でもやれる」と思いプログラミングスクールに通うのだと思います。
ところがこのRuby ob Rails、私も開講準備していますが腕に覚えのあるプログラマほど『難解だ』と言います。
それもそのはずで、MySQLなどのデータベースを操作するのに楽天システムのJava言語や、facebookのPHP言語のようにSQL文という世界標準のデータベース操作言語で記述した文をプログラムに埋め込むとオーソドックスな方法を取りません。
Javaで一番難しい技術と言われ札プロでも長年教えているEJBというデータベース検索部品プログラム制作の技術のうち、リレーションという技術で採用されているデータマッピングという技術でツィートなどの投稿記事を検索して画面に表示しています。
具体的に言うと、検索したいキーワード(keyword)に合う記事を検索するのにSQL文ならこのような文を書いて埋め込みます。
select 投稿記事 from TWITT_TABLE like keyword=投稿記事単語 ;
しかしRubyは全く違った方式を取ります。
Java言語のSQL文を埋め込む方式はPHP言語だけでなくJavaScriptやマイクソフトのJava言語に当たるVB.NETでも採用されています。
Rubyだけが独特なわけで、こうなると未経験者がいきなり、かなりの変化球である開発言語にガチンコで挑むのは相当大変であると予想できます。
しかも、JavaをマスタすればRubyは理解できますが、逆は非常に困難だと思います。
開発手法がまったく違うため進む度にとまどうと思います。
JavaもPHPもRuby ob Railsで採用されているMVCモデルという手法で開発します。
JavaやPHPで基本から積み上げてMVCモデルを理解すれば、RubyのMVCモデルの独特な点を比較して抵抗なく知解できると思います。
この3言語、文法はほとんど同じなのでまずは、現在、最も広く使われプログラマ・SEの転職市場で最も有利なJava言語かPHP言語からの習得をお勧めいたします。
東京でも人気がRubyからPHP言語に戻って来ているように思います。
※ちなみにRubyの開発案件(仕事)の数はPHP言語と比べても首都圏で30から40分の1程度にとどまっています。