
以前の記事でも伝えましたが、経産省のプログラマへの登竜門である難関資格で合格率が25%から30%だったのが、新制度試験で2023年の4月が56.4%、5月が54.7%と跳ね上がっています。
経産省 基本情報技術者試験は、2022年までは毎年4月と10月の年2回受験できて、合格率は元々は18%から25%位でしたが、2000年ぐらいからIT産業に転職できる
人材を多くするため、合格基準をそれまでの70点から60点にさげたため合格率が25%から30%に上昇していました。
そして、2023年に、いつでも希望の日時で受験できるようになり、さらに午後試験にあたる試験Bで、Java言語やC言語などのプログラミング長文穴埋め問題がなくなったことにより、当初から予想されった事ですが大幅に易化しました。
取得希望の方には朗報ですが、しかし、資格の価値が従来より下がってしまった可能性もあります。
これは法科大学院を修了して取得する弁護士資格・司法試験が、どうしても検察官や裁判官になることを希望する場合は、従来の一発勝負の司法試験より不利になるのと似ていると思います。
実際のソフトウェア制作会社などの評価はまだ聞いていませんが、はっきり言って、評価の低下は否めないと思います。
今までは、基本情報技術者試験を取得すれば、就職活動で最終面談後の性格検査の結果が悪いなどで不採用になる以外は、まず100%プログラマとしての就職が可能でしたが、今後はその限りではなくなるかもしれません。
何と言っても試験Bから、Java言語やC言語などのプログラミング長文穴埋め問題がなくなったことが大きいです。
これでは、資格を持っていてもプログラムを作れのかどうか分からないからです。
ですから、この資格を目指す人も、資格取得だけではプログラマやシステムエンジニアとして就職できないかもしれないし、出来たとしても入社後非常に苦労するでしょう。
別途、プログラミングやシステム開発のスキルを身につけないと、資格はあるけれども実務能力は無いというペーパードライバー状態になり、例えプログラマとして就職できたとしても、日々の制作業務で非常に苦労し多大なストレスを抱えるようになる可能性が高いです。
札幌WEBプログラミングスクールの基本情報技術者試験取得講座はJava言語とC言語のプログラミングとセットですので、一番重要な実務プログラムの制作力、システム開発力が身に付きます。
試験の内容やサンプルはこちらのサイトに載っています。